MEMOLOG

ただひたすらにめも

納祭徒然その2

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大江戸鍋祭本編を見た後でアワレンジャーの曲聞いてると公式ホモ(推定)がお互いについて歌ってるだけにしかみえねえなあとか思ってたら公式さまから爆弾落とされて屍。

る・ひまわりさんは神なのかな?(upされた怪獣のバラードの動画を見つつ)(あと東宝さんはもうちょっと見習って頑張って!)(あ、でもtdvはちょうがんばってるからこれを他の演目でもください)(DVDでもいいのよ?)

 

わたしが納祭で一番ぐぐぐっときたポイントがこの怪獣のバラードでした。泣くかとおもった。まさかまたこれをDVD発売前に見れるとは思っていなかったのでなんかほんとヤバい。語彙はない。る・ひまわりさん五体投地すればいいのかな? あと上映会も決定したとのことなのでまじでる・ひまわりさん神さまなのかな??? チケット取りがんばる。

 

ということで、今更ながらぽつぽつと納祭ぽえむ。一回しか見ていない人間のぽえむです。考察ではない。そこまで細かく見れてない。なのでおぼろげな記憶をもとに腐った脳味噌が弾き出したぽんこつぽえむです。

 

とりあえすこの怪獣のバラードから展開させていきたいと思います。

まず阿弖流為がほんっとうに楽しそうなのが印象的。戦いたくない子が、戦いを止めるために唯一自ら赴く戦いだからなのだろうと思う。仲間たちを仲間であると信じて、自分の気持ちを伝え続けた果てに、漸くみんなに自分の気持ちを理解してもらえて、協力してもらえている。

この直前のシーンだったかと思うんですけど、「おれはやっぱり世界一孤独じゃないリーダーだ」みたいなことを阿弖流為が言っていて。ここでようやく、ほんとうに蝦夷のリーダーになれたんだなあと。阿弖流為のことがだいっきらいだったヨンすらも戦列に加わってくる。阿弖流為を認めてる。だから笑って、はじめて自分の意思で戦って、自分を生贄に捧げるに行った。

ヨンはびっくりしてたけど阿弖流為本人はなんとなくわかっていたんじゃないかなーとか思ってしまった。阿弖流為に夢みすぎな視点。ちゃんとわかっているというか、自分の望みとアラハバキの望みが合致している的な意味で。

 

対する田村麻呂はこのちょっと前に綿麻呂ちゃんに裏切られて(ここちょっと後で語りたいこの主従)、その上阿弖流為にも謀られたと思って絶望状態なわけで、めっちゃ無表情。阿弖流為がみんなで歌うのとは正反対にひとりで歌う。あーもうこれやばいまじやばい。語彙がない。

しかも田村麻呂が歌うパートがまたすごい。『真っ赤な太陽に 昇る竜巻を 大きな怪獣は 涙で見つめてた』だよ? 泣いてるよね? 泣いちゃってるよね? 田村麻呂泣いちゃってるね???? 涙でみつめてたって歌っている部分はちょっと笑いを浮かべているようにすら見えるよ? 歌ってるからそうなってるだけかもしれないけどいいように受け取るよ? 尊い。田村麻呂尊い。

まあびっくりするほど状況にあった歌詞なんですよね。全体的に。すげえな。ここで使える曲を探したのかこの曲を使うために手直ししたのかわからないけどすごいピッタリすぎて倒れそう。

ちなみに歌詞はこちら

http://j-lyric.net/artist/a00126c/l016f77.html

 

『怪獣』は野蛮な獣と呼ばれる蝦夷であり、異能を持つ田村麻呂であり阿弖流為のことでもあるのだと思う。『真っ赤な太陽』が願いとか望み、あるいは進むべき道の象徴だとしたら『竜巻』はその障害かなー。んで田村麻呂が階段の上部から登場してくるのが二番からなのがまたくるものがある。だって二番の歌詞を一緒に歌ってるって! 

一番の歌詞はわりと平和で、だけど二番は割と不穏というか、自分の願い通りにはいかず、けれどもそれを叶えようと頑張ってる風の歌詞なわけで、心のままに動けず、動こうとしたら腹心の部下に刃を向けられた田村麻呂ぴったりじゃね? まあ歌ってるひとたち全員にぴったりくる曲なんだけど! てことでつまり敵同士で思うことは一緒なんだよねもうやばい。

しかし『海が見たい 人を愛したい 怪獣にも望みはあるのさ』って歌う田村麻呂とかまじほんと尊いという言葉しかないのでわたしに語彙はない。

 

そそてここからの阿弖流為田村麻呂一騎打ちの果ての阿弖流為死亡なんですけど! この時の! 阿弖流為からの田村麻呂への言葉がまじやばい。 こんなことさせてごめん。からの人の心の声のずっと奥に別の言葉がある、的な言葉が! ああもうやばい。綿麻呂ちゃん!

 

ということで朝廷側語り入ります。あ、その前にちょっとだけ阿弖流為

阿弖流為と田村麻呂の二幕M1からの明暗の別れっぷりがほんといい。あの時点では田村麻呂と阿弖流為の想いが一緒だったんだけど、阿弖流為が仲間が好きで、正直に発言して行動し続けた結果が怪獣のバラードになったわけだと思っている。阿弖流為の考えに同調する仲間が増えた。

コミュニケーション不全に陥っていた状況から脱することができた。たぶんおにいちゃんが蝦夷のリーダーをやっていたときはみんなの阿弖流為の認識、常識、あるいは伝達方法とかその他もろもろの調整をお兄ちゃんがやっていて、だからみんなにはちょっと変わってるけどいい奴だしすごい奴、みたいな認識をされていたんじゃないかなあ。兄っていう窓口を失って他の蝦夷の子たちとのコミュニケーションがうまくとれなくなって、でも諦めなかったのが阿弖流為なんじゃないかと。

 

そして田村麻呂。っていうか朝廷側。

M1での綿麻呂ちゃんの歌は本心だと思ってます。ラストのあたりで桓武天皇が「次の側近には本心言わせないでね」的なことを言うんですけど、それって一幕で綿麻呂ちゃんが田村麻呂にむかしのエピソード語って大好き大好き言ってた(幻聴)あたりのことだと勝手に確信してる。あとなぜか私は綿麻呂にどうしてもちゃんをつけたい。

綿麻呂ちゃんは田村麻呂に隠し事はしていたけど田村麻呂のことを慕っていたのはほんとなんじゃないのかなあ。なんでこんなふうになっちゃったんだっていう言葉が割と叫ぶみたいな、悲しそうな風に聞こえたからかなあ。

で、この時の綿麻呂ちゃんの心境って阿弖流為が嘘をついた、裏切られたと感じたときの田村麻呂と一緒なんじゃないかなあと。

綿麻呂ちゃんは忠義に篤い田村麻呂という人物に感銘を受けてこのひとについていこうと思ったわけなので。勅旨を得たときもまず田村麻呂が桓武天皇に背くことがあるなんて思わなかっただろうし。田村麻呂が桓武天皇に背かないのであれば勅旨に意味はない。

ここの主従も蝦夷たちと同じくコミュニケーション不全。お互いにお互いのことを知悉しているという思い込んでる。だから田村麻呂が変化を求めたときに関係が壊れてしまう。

綿麻呂ちゃんは田村麻呂をそばで見てて何を考えてたのかなと妄想するだけでほんとやばい。田村麻呂が無益な殺戮を嫌っていることもその性格も近くにいるから知っていて、それでも桓武天皇に対する忠誠は揺らぐことはないと信じていたんだと思っているんで、自分を必死に押し殺す田村麻呂を支えたいと思ってたのかな。お前を友だと思っていたって言われたときの綿麻呂の心境を慮るとなんというか、もう浪漫。まじ浪漫。

もしも田村麻呂がもっと前に綿麻呂にお前のことを友だと思っていると伝えていたら、もっと違ったんじゃないかなあとか思ってしまう。

で、綿麻呂ちゃんなんですけど、国に帰るってことは文室綿麻呂じゃなくて扶余豊璋なのかな? 時代結構違うけど。もしも扶余豊璋的な子だとしたらなんかすごいたぎるものがあるので上映会でアフターエピソードください。だってこの一連のあれそれを経てこれだもんやばいじゃないですかー。

んで最後に桓武さんね。きのこさんとか弟麻呂さんとかも悶えたいけど長いからやめる。桓武さんはいちばん顔と演技が好みです。軽佻浮薄っぽくって酷薄な感じめっちゃツボ。嫌味っぽい感じのいやな感じのしゃべり方とかほんと最高だしチートだしで最高だった。最高だった。色々見通してる感じまじはんぱない。最高だった。

ほんと桓武天皇と田村麻呂と綿麻呂ちゃんのシーンがすごく好きだしこの緊迫した感じがめっちゃ好み。すごいぎすぎすしてる。かわいい。あと田村麻呂がかわいそうで萌える(正直)

 

ということでざっとした(……)納祭振り返りでした。わたしの田村麻呂落ちはあれだな。事件であったり出来事なんなりで人生を揺るがす程の衝撃に出会いそれを経て新たな道へ踏み出すようなタイプが好きだからかな。大体の主人公はそうだけどね。まあ生き残っちゃうタイプね。

だから母礼もかなり好きだしSTORYとかやめろばか泣くわ! って感じなんですけど力尽きました。

でもこれだけはいいたい。田村麻呂の最大の萌えポイントとしては! マント! マント捌き!

ほんと好みのマント捌きでした。祐さまと芳雄トートに並ぶ三上田村麻呂マント捌きよ。てか衣装が東宝衣装部さんだからマントのつくり自体がめっちゃ好みなのかもっていうのもあると思ううけどあのひらみ最高。

祐さまはふぁっさーざっばーって感じで芳雄トートはなんか自由自在体の一部ですって感じで三上田村麻呂はひたすらにひらみって感じ。別にマントキャラすべてにときめいてるわけではありません。マント好きは否定しないけど。好きだからこそあのマント捌きが好きなんです! 上映会でガン見したい。DVDでリピしまくりたい。

 てことで一旦納める!